=================================== b-capについて =================================== b-capとは =============================== b-CAPは,CAPの概念を踏襲しつつ,通信速度の向上を狙ったプロトコルである, これにより,b-CAPはCAPファミリと同様な以下の特徴を持っている. - CAOプロバイダのオブジェクトモデルと同様なサービス構造 - オブジェクトIDで対象オブジェクトを指定しての関数呼び出し - サーバからのイベントをポーリングで実現 CAPとは ----------------------- CAP とは,Controller Access Protocol の略で,インターネット経由で CAO プロバイダにアクセスするための 「インターネット向け通信プロトコル」です.CAOエンジンを利用して,リモートのCAOプロバイダにアクセスするためには DCOM を利用していますが, DCOM はセキュリティ上の問題があるために,インターネットを介したアクセスは実質上不可能です.そこで,この問題を解決するために ORiN2 では CAP を開発しました. CAP は,SOAP(Simple Object Access Protocol)を使用して,インターネット経由でオブジェクト間のリモート アクセスを実現するためのプロトコルです.ORiN2 SDK では,CAP プロバイダを提供することにより,CAP の仕様に従ったメッセージを作成,送信することができます. これにより,HTTP で接続可能な環境であれば,容易にインターネットを介してリモートのプロバイダに接続することが可能となります システム構成図 ----------------------- b-CAPプロトコルでの通信を使用してCAPリスナーが動作しているシステム(PC or RC8)へアクセスし、そのシステム内のプロバイダを使用する。 あるいはそのシステムの関数や変数を実行することができる。 .. uml:: @startuml title 概念図 package BcapClientApplication { node BcapClient } package Machine { node Controller { node BcapServer } } package CAOApplication { node CAOClient node CAOEngine node BcapProvider CAOClient -- CAOEngine CAOEngine -- BcapProvider } package RobotController { node BcapListener node CAO Node VRCProvider node RobotCtrl BcapListener -- CAO CAO -- VRCProvider VRCProvider -- RobotCtrl } BcapClient -d-> BcapServer:TCP/IP BcapProvider -d-> BcapListener:TCP/IP BcapClient -d-> BcapListener:TCP/IP BcapProvider -d-> BcapServer:TCP/IP @enduml b-CAPライブラリについて =============================== デンソーウェーブ作成の `b-capライブラリサンプル `_ を活用することが可能です。 C , C# , Java , python のライブラリサンプルを提供しています。